—“相続対策”は、亡くなる直前に考えても遅い時代になっています—
日本では今後、相続件数がさらに増えていくと言われています。
理由は非常にシンプルで、高齢化、不動産価格上昇、株式市場上昇、円安による海外資産増加などにより、一般家庭でも「気付いたら相続税対象だった」というケースが増えているからです。
実際、
- 自宅
- 現金
- 株式
- 投資信託
- 海外不動産
などを合算すると、相続税評価額が想像以上に大きくなることがあります。
そして相続で最も怖いのは、“準備不足”です。
実際の現場では、「もっと早くやっておけば良かった」というケースが非常に多い。
今回は、相続税を抑えるための基本的考え方、生前対策、不動産や金融資産の扱い、海外資産の注意点などを、かなり実務寄りに整理していきます。
なお、本記事は一般的な相続・税務対策の考え方を整理したものであり、実際の税務判断は個別事情により大きく異なります。必ず税理士・弁護士等の専門家へ相談の上で検討してください。
まず知るべき
「相続税」は一部富裕層だけの話ではない
以前は、「相続税=超富裕層」というイメージがありました。
しかし現在は違います。
例えば東京都内で、自宅、預金、株式を持っているだけで、相続税対象になるケースも普通にあります。
特に不動産価格上昇で、“自宅だけでかなりの評価額”になっているケースも多い。
つまり相続対策は一部のお金持ちだけの話ではなくなっている。
ここがかなり重要です。
相続税の基本
日本の相続税には、基礎控除があります。
計算式は:
3000{万円} + 600{万円} ×法定相続人の数
例えば、配偶者+子2人なら、
3,000万円+600万円×3人=4,800万円までが基礎控除になります。
つまりこれを超えると相続税対象になる可能性があります。
現金は、実は最も相続税が重い
ここはかなり重要。
現金1億円。これは評価額1億円。そのままです。
つまり、一切圧縮されないのが現金の弱点です。
不動産が相続対策に使われる理由
一方、不動産では
例えば、時価1億円でも、相続税評価は、路線価、固定資産税評価額ベースになります。
つまり実勢価格より低くなるケースがあります。
さらに賃貸中、借地権、小規模宅地等の特例などを活用すると、評価圧縮が可能になるケースがあります。
これが、相続対策で不動産が活用される理由。
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