トルコの経済や治安ってどうなの!?~ワールドカップで注目の国紹介編~

移住

2026年ワールドカップで注目したい国の一つがトルコです。
トルコ代表は昔から、ヨーロッパでも中東でもない独特の熱量を持つチームとして知られており、サポーターの情熱、国内リーグの盛り上がり、そして若い選手の勢いが非常に強い国です。サッカーだけを見ても、トルコは「ハマれば強烈に面白い国」です。しかし、国そのものを見ても同じです。経済、治安、旅行、移住、不動産投資、どれを取っても非常に魅力がありながら、同時にクセも強い。簡単に言えば、トルコは“ポテンシャルは大きいが、リスクも大きい国”です。

まず、トルコという国の立地は非常に特殊です。ヨーロッパとアジアの境目にあり、黒海、地中海、エーゲ海に面し、中東、中央アジア、欧州、ロシア圏を結ぶ地政学上の要衝です。最大都市イスタンブールは、まさに東西文明の交差点であり、歴史、宗教、商業、観光、金融が重なる世界有数の都市です。この地理的優位性だけを見れば、トルコは非常に強い国です。人口も約8,600万人規模で、しかも比較的若い。国内市場が大きく、労働力もあり、観光資源も圧倒的です。国としての素材は、かなり一級品です。

経済面で見ると、トルコはG20にも属する大きな経済規模を持つ国です。製造業、観光、建設、不動産、物流、農業、繊維、家電、自動車部品など、産業の裾野は広いです。欧州向けの生産拠点としての役割もあり、中東・中央アジア・アフリカへの玄関口としての機能もあります。つまり、単なる観光国ではありません。実体経済の厚みはかなりあります。

ただし、トルコ経済の最大の問題はインフレと通貨安です。IMFは2026年のトルコの実質GDP成長率を3.4%、消費者物価上昇率を28.6%と見込んでいます。成長率だけを見ると悪くありませんが、インフレ率が非常に高い。ここがトルコ経済を見るうえで最も重要です。高成長国に見えても、通貨価値が下落し、物価が大きく上がると、外国人投資家にとってはリターンの見え方が大きく変わります。トルコリラ建てで資産価格が上がっていても、日本円や米ドル換算では利益が出ていない、あるいは損をしているということが普通に起こり得ます。

ここは本当に重要です。トルコは「安いから買う」「物価が安いから移住しやすい」「金利が高いから預金が良い」という単純な見方をすると、かなり危険です。

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