—観光需要だけで買うと危険。見るべきは「出口」と「供給量」です—
タイ・パタヤは、海外不動産投資の候補地として今でも根強い人気があります。バンコクから比較的アクセスしやすく、海があり、観光地としての知名度も高い。価格帯も日本や欧米の主要都市と比べれば手が届きやすく、「リゾート不動産」「賃貸運用」「将来の移住先」として検討する方も少なくありません。
ただし、プロの目線で見ると、パタヤ不動産はかなり慎重に見た方が良いマーケットです。理由は明確で、観光地としての魅力と、不動産投資としての安全性は別物だからです。
結論から言えば、パタヤ不動産は「自分でも使いたい」「長期で保有する」「立地と出口をかなり厳選する」のであれば検討余地があります。一方で、「高利回り」「短期転売」「プレビルドで値上がり狙い」だけで入ると、かなり苦戦する可能性があります。
パタヤ不動産のメリット
パタヤ最大の強みは、やはり観光地としての知名度です。バンコクから車でアクセスでき、ビーチリゾートとしての需要もあり、外国人にも一定の認知があります。タイ全体としては観光回復の流れがある一方で、2025年には観光客数見通しの下方修正や中国人観光客の減少なども報じられており、観光需要は強い反面、景気や国際情勢に左右されやすい面があります。
もう一つのメリットは、価格の入りやすさです。日本の都心不動産やハワイ、シンガポール、ロンドンなどと比べると、パタヤのコンドミニアムはまだ低価格帯の物件が多く、海外不動産初心者でも検討しやすいマーケットです。数千万円単位ではなく、より小さな金額から海外不動産を持てる点は魅力です。
また、タイでは外国人でもコンドミニアムを直接所有できる制度があります。ただし、外国人が所有できるのは原則として各コンドミニアム建物全体の専有面積の49%までという制限があります。この「外国人枠」は非常に重要で、同じ物件でも外国人枠かタイ人枠かによって、流動性や売却価格に差が出ることがあります。
さらに、パタヤはバンコクと比べて「自分で使える不動産」としての魅力があります。年に数回タイへ行く方、将来的に半移住を考えている方、リゾート利用も兼ねたい方にとっては、単なる投資商品ではなく、ライフスタイル資産としての価値もあります。
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