2026年ワールドカップで、世界中から最も注目を集めている国の一つがアルゼンチンです。
リオネル・メッシ選手を筆頭に、フリアン・アルバレス選手、ラウタロ・マルティネス選手など、世界トップクラスの攻撃陣を抱えるサッカー大国であり、2022年ワールドカップ優勝国としての存在感は今なお圧倒的です。
特にメッシ選手は、年齢を重ねてもなお代表チームの中心であり続け、まさにアルゼンチンという国そのものを象徴する存在と言っても過言ではありません。
ただ、アルゼンチンという国を語るうえで、サッカーだけを見ていては非常にもったいないです。
実はアルゼンチンは、経済、治安、旅行、移住、不動産投資という観点で見ると、かなりクセの強い国です。魅力は間違いなくあります。しかし、同時にリスクも大きい。特に経済については、日本人の感覚ではなかなか理解しづらいほど激しい変動を繰り返してきた国です。
まず経済面から見ていきます。アルゼンチンは南米有数の資源国です。農業、畜産、天然資源、エネルギー、リチウムなど、ポテンシャルだけで言えば非常に大きい国です。パンパと呼ばれる広大な農地を持ち、牛肉や穀物の輸出でも有名です。また、近年はリチウム資源への期待もあり、EVや蓄電池関連の世界的な流れの中で注目されています。
しかし、アルゼンチン経済の最大の問題は、慢性的なインフレと通貨不安です。アルゼンチン・ペソは長年にわたり大きく下落してきました。日本人の感覚で言うと、物価が上がる、通貨が弱くなる、銀行預金の価値が目減りする、という現象がかなり激しく起きてきた国です。そのため、アルゼンチン人の多くは自国通貨より米ドルを信頼しています。不動産取引も米ドル建てで行われることが多く、これは非常に特徴的です。
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