—「楽しさ」で選ぶと失敗し、「出口」で考えると答えは見えてくる—
不動産投資を検討している方の中には、「収益用不動産を買うべきか、それとも別荘を買うべきか」で悩む方も少なくありません。
特に最近では、地方のリゾート地や観光地の人気上昇に伴い、「別荘を買って、将来は貸したり、売却益を狙ったりできるのではないか」と考える方も増えてきています。
一見すると、別荘は楽しみながら資産にもなるように思えます。しかし、実務の現場で数多くの売買や投資を見てきた中で、はっきりと言えることがあります。
資産形成という観点で見るなら、別荘投資はかなり難易度が高く、収益用不動産の方が圧倒的に現実的です。
特に「出口(売却)」という視点で考えた瞬間、この差は非常に大きくなります。
この記事では、収益用不動産と別荘投資を、あらゆる視点から比較しながら、最終的にどちらが現実的な資産形成に向いているのかを整理していきます。
なお、本記事は一般的な考え方の整理を目的としたものであり、実際の投資判断については、必ず専門家と相談しながら進めることが重要になります。
そもそも目的がまったく違う
「投資」か「趣味」か
まず最初に整理しておくべきなのは、収益用不動産と別荘は、そもそも目的が違うという点です。
収益用不動産は、基本的に「利益を出すための資産」です。家賃収入を得ることを前提に設計されており、購入時から運用、そして売却まで、すべてが「投資」として成立することを前提に考えられています。
一方で別荘は、「利用するための資産」という性格が強くなります。もちろん、貸し出すことや将来的な売却益を狙うことも可能ですが、根本的には「生活や趣味の延長」に近い性質を持っています。
つまり収益用不動産はビジネス、別荘はライフスタイル
この違いは非常に大きいものです。
収益性の視点で見ると、差は歴然
収益用不動産は、基本的に「家賃収入」が発生します。入居者がいれば、毎月一定の収入が入ってくる仕組みです。
例えば、アパートやマンションであれば、入居率が安定していれば、比較的予測可能な収入が期待できます。
一方で別荘は、基本的に自分が使うことを前提としているため、収益が出ないことが多くなります。仮に貸し出す場合でも、季節によって利用状況が大きく変わるため、収益の安定性は非常に低くなります。
例えば、夏や冬のシーズンには利用が集中する一方で、それ以外の期間は空室が続くということも珍しくありません。
つまり収益の安定性という点では、収益用不動産の方が圧倒的に優位になります。
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