「積立NISAだけ」で本当に老後は安心なのか?

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—毎月3万円積み立てれば“老後2,000万円問題”は解決するのかを現実的に計算してみる—

ここ数年、日本では。

「とりあえず積立NISAをやっておけば安心」
「S&P500を積み立てていれば老後は問題ない」

という空気感がかなり強くなっています。

実際、SNSやYouTubeでは:

  • 毎月3万円積立
  • 年利7%
  • 30年後に数千万円

というシミュレーションが大量に出回っています。

確かに、長期積立そのものは非常に優れた手法です。これは事実です。

しかし問題なのは「それだけで本当に足りるのか?」という点です。

実際の老後には:

  • インフレ
  • 税金
  • 医療費
  • 円安
  • 暴落

など、かなり多くの変数があります。

この記事では、「積立NISAだけで本当に老後は安心なのか」を、かなり現実的な数字ベースで整理していきます。

なお、本記事は一般的な資産形成の考え方を整理したものであり、特定の商品や投資手法を推奨するものではありません。実際の投資判断は、ご自身の状況やリスク許容度を踏まえて行う必要があります。

まず、多くの人が見ている“理想シミュレーション”

まずは、よくある積立NISAシミュレーションを見てみます。

例えば:

  • 毎月積立:3万円
  • 年利:7%
  • 積立期間:30年

この場合、将来的な資産額は概算で約3,650万円前後になります。

これだけ見ると、「十分じゃないか」と思う方も多いでしょう。

しかし、ここでかなり重要なのが“将来のお金の価値”です。

30年後の3,600万円は、今の3,600万円ではない

ここが、多くの人が見落としている部分です。

例えば、仮に今後30年間、年2%のインフレが続いた場合、現在の1万円の価値は、30年後には。約5,500円程度の価値になります。

つまりお金の価値は半分近くになる可能性があります。

これを先ほどの3,600万円に当てはめると、

実質価値は今の1,800万〜2,000万円程度の感覚

になる可能性があります。

つまり「3,600万円あるから安心」とは単純には言えないのです。

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