—「とりあえずS&P500」が危険になり始めている理由—
ここ数年、日本の個人投資家の間では、
「とりあえずS&P500を買っておけば大丈夫」
「新NISAはS&P500一本で良い」という空気感がかなり強くなっていました。
実際、過去10年以上のパフォーマンスだけを見れば、S&P 500は極めて優秀な指数だったと言えます。特に、米国の巨大テック企業が市場を牽引し、指数全体を押し上げてきました。
しかし、2025年〜2026年にかけて、市場環境は少しずつ変わり始めています。
そして今、多くの投資家が感じ始めているのが、「S&P500って、本当にこのまま安心安全なのか?」という疑問です。
この記事では、なぜ“S&P500神話”が揺らぎ始めているのか、そして今後どういう投資信託が現実的な選択肢になっていくのかを、かなり現実的な視点で整理していきます。
なお、本記事は一般的な市場環境の整理を目的としたものであり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任で行い、必要に応じて専門家と相談することを推奨します。
そもそも、なぜS&P500がここまで強かったのか
まず理解しておくべきなのは、S&P500が永遠に強い指数だから上がっていたわけではないという点です。
実際には:
- 超低金利
- FRBの金融緩和
- ハイテク企業の急成長
- ドルの強さ
こうした複数の条件が重なったことで、結果としてS&P500が強かったという側面が非常に大きいのです。
特に近年のS&P500は、
- NVIDIA
- Apple
- Microsoft
- Amazon
など、一部の巨大企業によって指数全体が押し上げられてきました。
つまり“分散投資”に見えて、実際はかなり偏っているという現実があります。
今、S&P500が危険視され始めている理由
ここが重要です。
現在、S&P500に対して不安視され始めている背景には、いくつかの理由があります。
① 米国株が高すぎる可能性
まず最も大きいのがバリュエーションの高さです。
簡単に言えば、「期待されすぎている」状態です。
特にAI関連の期待が極端に高まったことで、一部銘柄にはかなりの資金が集中しています。
これは裏を返せば期待が崩れた瞬間、下落も大きくなる可能性があります。
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