ストリーミング戦争の勝者は誰になるのかを金融・投資の視点から考える
ここ10年ほどで、エンタメ業界のビジネスモデルは劇的に変わりました。かつてはテレビ放送や映画館が中心だったコンテンツビジネスですが、現在はストリーミング配信が中心の時代になっています。
そして、このストリーミング革命を最初に起こした企業が**Netflix(ネットフリックス)**です。
もともとNetflixはDVDレンタルサービスの会社でしたが、2000年代後半から動画配信事業へ大きく舵を切りました。そして現在では世界最大級のストリーミング企業に成長しています。
しかし現在、ストリーミング市場は「ストリーミング戦争」と呼ばれるほど競争が激しくなっています。
・Disney+
・Amazon Prime Video
・Apple TV+
・HBO Max
など、多くの巨大企業が参入しています。
では、この巨大競争の中でNetflixは最終的にエンタメ業界の覇者になるのでしょうか。それとも他の企業にシェアを奪われるのでしょうか。
この記事では、投資家視点でNetflixの強みと課題を整理しながら、エンタメ業界の未来について考えてみたいと思います。
Netflixが世界最大のストリーミング企業になった理由
Netflixがここまで大きく成長した理由は、いくつかありますが、最も重要なのはビジネスモデルの転換の早さです。
もともとNetflixはDVD郵送レンタルの会社でした。しかし経営陣は早い段階で、「将来はインターネット配信の時代になる」と判断しました。
そして2007年頃から動画ストリーミング事業を開始します。当時はまだ通信速度も遅く、多くの人が動画配信に懐疑的でした。しかしNetflixはこの分野に巨額の投資を続けました。
その結果、ストリーミング市場が本格的に拡大したときには、すでにNetflixが市場をリードする存在になっていたのです。
この「早い決断」がNetflix最大の強みだったと言われています。
Netflix最大の武器はオリジナルコンテンツ
現在のNetflixの最大の強みは、オリジナルコンテンツです。
Netflixは毎年数千億円規模の資金をコンテンツ制作に投資しています。映画やドラマ、アニメなど、さまざまな作品を自社制作しています。
有名な作品としては
・ストレンジャー・シングス
・イカゲーム
・ペーパー・ハウス
などがあります。
これらの作品は世界中で大ヒットし、Netflixブランドをさらに強くしました。
特に「イカゲーム」は韓国ドラマでありながら世界中でヒットしました。これはNetflixのグローバル戦略の成功例とも言われています。
Netflixは世界190カ国以上でサービスを提供しており、世界中のコンテンツを制作できるのが大きな強みです。
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