—「買う」より難しい、“出口”のリアルな話—
海外不動産投資において、多くの人が意外と軽視しているのが「売り方」です。
しかし、はっきり言うと、海外不動産は買うより売る方が難しいです。
買う時はテンションが上がります。
「値上がりしそう」「利回りが良い」「夢がある」
こういう言葉が並びます。
ですが、本当に重要なのは、どう売るか、いつ売るか、誰に売るかです。
ここを間違えると、いくら良い物件でも「資産」ではなく「負債」になります。
この記事では、海外不動産の売却について、表面的な話ではなく、実務の現場目線で解説していきます。
なぜ海外不動産は売却が難しいのか
まず大前提として、日本の不動産と同じ感覚で考えると失敗します。
理由はシンプルで、市場の仕組みが全く違うからです。
主な理由は以下の通りです。
・買い手の数が限られる
・情報が閉じている
・流動性が低い国も多い
・外国人向け規制がある場合がある
・仲介ネットワークが重要
日本なら、SUUMOやHOME’Sに出せば一定数の問い合わせが来ます。
しかし海外は、そう単純ではありません。
国によっては、「売りたい」と思ってから1年以上かかることも普通にあります。
だからこそ、売り方は“購入時点”から設計しておく必要があります。
これが一番重要なポイントです。
海外不動産の基本的な売却方法
海外不動産の売却方法は、大きく分けて4つあります。
① 現地仲介会社を通じて売却する(最も一般的)
これは王道の方法です。
現地の不動産仲介会社に依頼して、マーケットに流して買い手を探します。
メリットは、市場に自然に流せることです。
デメリットは、時間がかかる可能性があること。
また、重要なのは、どの仲介会社に出すかここで結果が大きく変わります。
単に1社に任せるのではなく、
・現地の大手
・外国人向けに強い会社
・投資家ネットワークを持っている会社
こういった会社に複数依頼することが重要です。
② 開発会社(デベロッパー)への買戻し
これは物件によっては非常に有効な方法です。
特に以下のようなケースです。
・新築物件
・開発プロジェクト
・プレビルド(建築前購入)
この場合、
デベロッパーが一定条件で買い戻す仕組みを持っていることがあります。
ただし注意点として、価格は市場価格より低くなることが多いです。
つまり、「早く確実に売る」ための方法です。
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