「安く買えたつもり」が一番危ない理由
海外不動産投資を検討している人から、これまで何百回と聞かれてきた質問があります。
「日本で紹介されている海外不動産って、本当に現地価格と同じなんですか?」
これは非常に重要なポイントです。そして結論から言うと、新築の海外不動産を購入する場合は、現地販売価格と同じ価格で購入できているかどうかが、投資の成否を大きく左右します。
これは単なる理想論ではなく、実務上の経験から強く感じていることです。むしろ、「安く買えた」と思っているケースほど、実は最初から負けている投資になっていることが少なくありません。
今回は、新築の海外不動産投資において「現地販売価格と同じ価格で買うべき理由」について、実務の現場で見てきた実例や経験を交えながら解説していきます。
なぜ「現地価格」が絶対的な基準になるのか
海外不動産投資において、最も重要なのは「出口」です。つまり、将来売却する時に、いくらで売れるかという点です。
そして、その売却価格の基準になるのは、当然ながら現地市場の価格です。
例えば、ある国で新築マンションが1,000万円相当で販売されているとします。しかし、日本の投資家向けには1,300万円で販売されていた場合、この300万円の差額は、最初から含み損を抱えている状態と同じです。
購入した瞬間に、実質的には300万円のマイナスからスタートしているということになります。
不動産投資では、「安く買う」ことが最大の武器になります。その意味で、現地価格より高く買ってしまうことは、最も避けるべき失敗の一つなのです。
日本向け販売価格が高くなる構造
ではなぜ、日本向けに販売される海外不動産は、現地価格より高くなるケースがあるのでしょうか。
これは、販売の構造に理由があります。
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