世界の成長を取りに行く不動産投資 ― 構造・戦略・勝ち筋を根本から理解する
■ 海外不動産は“投資の総合格闘技”
海外不動産投資は、日本国内の常識がまったく通用しない。
為替・金利・人口動態・都市開発・デベロッパーの財務・PMの質──
どれか一つでも欠ければ事故るし、逆にすべてが揃えば日本では絶対に得られない複利曲線が完成する。
だからこそ、知識格差がそのまま利益差に直結する。
この前編では、海外不動産投資の基礎構造を根本から理解し、
“なぜ海外なのか”“どこが伸びるのか”“何がリスクなのか”
という土台を徹底的に固める。
ここを理解せずに買うのは、目隠しで銃撃戦に参加するようなものだ。
■ 1. 海外不動産が注目される本質:日本との“構造的乖離”
まず、日本の不動産の未来と海外の不動産の未来は、構造レベルで違う。
1-1. 日本は人口減少。海外は人口増加の国が圧倒的に多い
人口が減る国で不動産価格が上がり続けるのには限界がある。
需要が縮むからだ。
参考までに、主要都市の人口増減トレンドは以下の通り。
• 東京:微減傾向(周辺区は減少)
• 大阪:減少
• 名古屋:横ばい
• 地方都市:壊滅的に減少
一方、海外ではどうか。
• ウランバートル(モンゴル):年2〜4%増
• ホーチミン(ベトナム):年2%前後増
• ドバイ(UAE):年5%以上増
• ロサンゼルス(米国):長期人口流入
• ロンドン(英国):国際移民で継続増
人口が増える国は、住宅が足りない。需要が価格を押し上げる。
結論:
人口曲線が右肩上がりの国では、不動産価格も右肩上がりになりやすい。
1-2. 金利差がリターンを決定づける
これはほぼ“残酷な現実”だ。
日本:0%
世界:4〜12%
※国により異なるが、先進国は4%前後、新興国は6〜12%も珍しくない。
金利が高い=資金が回る=不動産価格が自然に押し上がる。
さらに海外では賃料上昇もセットだ。
1-3. 日本の不動産は“高値圏”
東京の新築マンション平均価格は1億円近い。
賃料は上がらないのに販売価格だけ上がるため、
投資としての妙味は薄れている。
海外の都市では、
• 日本より建築コストがまだ低い
• 土地価格が伸びる余地が大きい
• 人口流入が強く、賃料も上がる
このため、価格上昇の余地が日本より圧倒的に残っている。
1-4. 為替トレンドが海外投資家の追い風
長期的に、円は主要通貨に対して弱い。
理由は3つだけで説明できる。
• 日本の金利が世界最低
• 財政赤字が世界最悪
• 人口が減る国の通貨は弱くなる
つまり、海外不動産は
不動産の値上がり + 為替差益
の“二重のリターン”になりやすい。
■ 2. 海外不動産投資のメリットを体系的に整理する
ただ「利回りが高いから海外」という浅い理由では戦えない。
ここでは、海外不動産の本質的メリットを構造的にまとめる。
2-1. キャピタルゲイン(値上がり益)の取りやすさ
海外には日本にない“成長エンジン”が存在する。
• 人口増加
• 工業化
• 外資流入
• 都市開発ラッシュ
• 建設需要の急増
• 若年層の住宅購入旺盛
これらが複合的に作用し、
竣工前に10〜30%上昇
完成後も年5〜12%上昇
といった国が普通に存在する。
日本のような成熟市場では起こりえない。
2-2. 賃料利回りが高い
日本の実質利回りは3〜5%。
海外は6〜12%。
人口流入・経済成長が続く市場では、賃貸需要が強烈に高い。
そのため入居が埋まりやすく、家賃上昇も続く。
2-3. 現地銀行の高金利預金
ヨーロッパや米国でも金利4%前後、
アジアや中央アジアでは10〜14%の国もある。
不動産だけでなく、現地通貨を預けるだけで複利が回る市場も多い。
2-4. 為替の複利が効く
海外資産の価値は外貨。
円安なら円換算で増える。
これは強烈なリターン補強になる。
2-5. 世界の成長を丸ごと取れる
日本だけで投資することは、
日本の将来性に全ベットするのと同じ。
海外不動産は、世界の成長に資産を乗せる行為だ。
■ 3. 海外不動産投資のデメリット・リスク
メリットを並べたが、海外不動産には国内以上のリスクも多い。
これを理解せずに買うと、ほぼ確実に事故る。
3-1. デベロッパーリスク(最重要)
海外不動産の失敗原因の7割が「業者選びのミス」。
日本の上場企業のように“信用の担保”が弱い国も多い。
よくある事故例:
• 建設が遅れる
• そもそも建たない
• 設計変更が勝手に行われる
• 品質が低い
• デベロッパーが倒産
• 引き渡し後の管理が崩壊
発展途上国ほどデベロッパーの格差が極端だ。
3-2. 法制度・所有権の違い
国によって
• 土地所有不可
• 建物だけ所有
• 長期リース方式
など、日本とはまったく違う制度が山ほどある。
理解が浅いまま買うと面倒なことになる。
3-3. 為替リスク
円高に振れれば、円換算の価値は落ちる。
短期は上下するため、
短期売買はNG。長期投資が前提。
3-4. PM(管理会社)の質で収益が激変
海外のPM会社は本当にピンキリ。
• 入居付けが遅い
• 家賃滞納
• 清掃品質が低い
• メンテナンス対応が遅い
• レポートが不透明
PMの質が悪いと、どれだけ良い物件でも収益が破壊される。
3-5. 流動性の差
国によって“売れる価格帯”が違う。
• アメリカ・イギリス → 流動性が高い
• モンゴル・カンボジア → 上昇率は高いが、売却には時間がかかる場合も
国特性を理解しないと出口でつまずく。
■ 4. 国別の基礎理解(主要候補4カ国)
ここから、海外投資家が最も注目する主要4カ国の特徴を整理する。
4-1. アメリカ
世界最大。不動産市場の“王者”。
メリット
• 透明性が高い
• 法制度が最強クラス
• 流動性が高い
• 家賃上昇が継続
• 中古市場が強い
デメリット
• 固定資産税が高い
• 初期費用も高め
4-2. モンゴル
アジアで最も伸びしろがある国の一つ。
メリット
• 若年人口が圧倒的に多い
• 銀行金利10〜14%
• 年10%前後の価格上昇
• インフレ率が高く、不動産に資金が流れやすい
• 都市開発が急進中
デメリット
• デベロッパー格差が激しい
• 情報の非対称性が大きい
4-3. ベトナム
製造業の発展で人口増加&所得上昇が継続。
メリット
• GDP成長率が高い
• 都市部の家賃上昇が続く
• 外資企業の進出増
デメリット
• 不動産規制が複雑
• 外国人所有に制限あり
4-4. カンボジア
ドル経済で為替リスクが小さい。
メリット
• USDで運用可能
• 都市部は高利回り
• 若年人口が多い
デメリット
• 竣工遅延が多い国
• デベロッパー格差が大きい
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