最近、中東情勢がかなり緊張感を帯びてきています。
ニュースでも報道されている通り、イランの核兵器開発問題を巡り、アメリカやイスラエルが強く圧力をかけています。そして、それに対する軍事的な緊張も高まり、実際にミサイル攻撃などが起きているという状況です。
こうしたニュースを見て、多くの方が気になるのは「ドバイ不動産への影響」ではないでしょうか。
特にここ数年、日本人投資家の間でもドバイ不動産はかなり注目されてきました。しかし、地政学リスクが高まると「不動産価格はどうなるのか?」と不安になる方も多いと思います。
今回は、海外不動産投資の視点から、この問題を冷静に整理してみたいと思います。
そもそもドバイはどこにあるのか
まず理解しておくべきことがあります。
ドバイはUAE(アラブ首長国連邦)という国の都市であり、イランとは国が全く異なります。
地図を見るとわかりますが、ドバイとイランはペルシャ湾を挟んで向かい合っています。距離的には近いですが、政治的にも経済的にも全く別の国家です。
そしてUAEは中東の中でも比較的政治が安定している国であり、むしろ世界中の資金を集める「金融ハブ」として発展してきました。
そのため、中東情勢が緊張すると、逆に資金が流入することも多いのです。
ドバイ不動産は本当に下落するのか
結論から言うと、短期的な心理的影響はあるかもしれませんが、構造的な崩壊の可能性は低いと見ています。
なぜなら、ドバイの不動産市場は中東だけでなく、世界中の富裕層の資金で動いているからです。
例えば、現在ドバイの不動産を購入している主な層は次のような人たちです。
・ロシアの富裕層
・ヨーロッパの富裕層
・インドの富裕層
・中国の富裕層
・中東の資産家
つまり、日本人だけが買っている市場ではありません。世界の資金が流れ込むグローバル市場です。
このような市場では、単一の国の問題だけで崩壊することはあまりありません。
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